フリーランスの営業の秘訣
成功する秘訣は営業にあり
安定した会社員の座を捨ててフリーランスになった以上、アルバイトに頼るのは最低限にしておきたいところです。フリーランスが仕事を安定させるために必要なのは、アルバイトではなく営業です。営業経験がない人にとっては大きな壁ですが、営業をクリアしないことには成功できません。では、どのように営業をこなしていけばいいのでしょうか。
成果物のサンプルを用意しておく
営業するためには材料が必要です。「自分にはこんな仕事ができます」というサンプルがあると、営業先も判断に困りません。過去の実績や成果物のサンプルは、すぐに見せられる状態にしておきましょう。この際、受注から納品までのスケジュールの目安も合わせて提示出来るようにしておきます。サンプルで提示された程度の成果物を納品するまでの期間がわかると、発注側がより具体的に検討しやすくなります。納期は早いほうが喜ばれるかもしれませんが、ただ早ければいいというものではなく内容が伴っていることが大原則です。納期が相場より早いならそれはそれでアピールポイントになりますが、ゆとりを持った納期で高品質の成果物を納品出来るというのも立派なアピールポイントになります。最低限の材料を整えたら、自己アピール要素で付け足せそうなものを考えてみましょう。趣味として他に得意分野があるならば、それが思わぬところで役立つ可能性もあります。ジャンルを定めたらそれだけと思い込まず、得意なことは全部活かすぐらいのつもりでいましょう。
報酬の交渉は内訳をしっかりと
報酬の交渉は営業活動の中で最も神経を使う部分かもしれません。ここで弱気すぎる交渉をしてしまうと、相場をはるかに下回る安い報酬で仕事を受注してしまうことになりかねません。安いほうが交渉しやすいことは確かですが、大切なのは成果物に対してどのぐらいの工数がかかるのか、内訳をしっかりと説明して先方に納得してもらうことです。修正の可能性がある場合は、追加料金をどのようにするかを最初に決めておくようにしましょう。お金のことに関して明確だと、お互い安心して取引できます。
積極的に活動する
フリーランスになると1人でマイペースに仕事が出来る気楽さがある反面、自分から外に出ていかないと交流の幅が広がりません。フリーランスの仕事は、自身の営業努力に加えて人脈も必要になることが多いので、交流会や勉強会などの集まりに参加してみましょう。フリーランス仲間ができれば、営業のことや仕事のことなどについてさまざまな情報交換ができます。交流会などで出会った人づてに仕事が決まることも少なくないので、営業のひとつの手法にもなるでしょう。